モンスターペアレントに悩まされている保育士が多い
保育士の主な役割は子供の安全を第一に考えて面倒を見る事になります。
もちろん保育士が担っている役割はそれだけではありません。
保護者の代わりになって子供に様々な事を教えていく事も保育士の大切な役割になります。
家庭よって子供の教育方法は異なってきますので保育園の方針や保育士の考えが保護者と異なる場合、保育園や保育士に言いがかりやクレーム・理不尽な要求をしてくる保護者も少なくはないと言います。
近年、言いがかかりやクレーム、理不尽な要求をしてくる保護者の事をモンスターペアレントと呼ばれています。
モンスターペアレントは保育園にとって非常に厄介な存在になり、保育士の方の中にはモンスターペアレントの対応に頭を悩まされている方も多くいると聞きます。
必要以上な言いがかりやクレームで精神的に追い込まれ、保育士を辞めてしまう保育士の方もいます。
保育士の退職理由ではこのモンスターペアレントが原因になっている方も少なくはありません。
保育士として働く際には、このモンスターペアレントにどう対応をするか、どう接していくかという事もしっかり把握する必要があります。
モンスターペアレントの事例
モンスターペアレントには以下のような事例があります。
『会社に遅刻するからオムツ替えは保育所でやって』
『歌やお遊戯を教えてくると帰ってきてうるさい。それよりもひらがな読み書きを教えてください』
『子供がひとつのおもちゃを取り合って、ケンカになる。そんなおもちゃを保育園に置かないでほしい』
『朝は忙しいの で、保育所で朝食を用意しろ!保育所で汚したものは保育所で洗濯してほしい。』
『子供がケンカしてケガをした。担任は「二度とケガをさせません。もし、ケガをさせたら、保育園を辞めます」という確認書を出せ!』
上記のような事が実際に起こっているといいます。
モンスターペアレントの対応方法
モンスターペアレントの対応をする時は自分一人で行わないで保育園全体で対応する事が良いとされています。
保育士一人で抱え込んでしまうと保育士にかかる負担・ストレスは計り知れないものになります。
特に新人保育士ですと不安も抱える事になり、保育士としての自信も失ってしまう事に繋がります。
退職にまで追い込まれ事も考えられますので自分ひとりでモンスターペアレントに対応する事はおすすめできません。
言いがかりやクレーム・理不尽な要求をしてきた保護者に対しては園長や主任、先輩保育士に相談をしてどう対応していくか指示をもらった方が良いでしょう。
現在、モンスターペアレントを問題視している保育園も多いですので対策もしっかり行っています。
保育園によって対応や対策方法は異なるのでまずは園長や主任に相談をしてモンスターペアレントに対応していきましょう。