保育士の大半が給料に不満を持っている
保育士は他の職種と比較しても給料・年収は決して高いとは言えないのが現状になります。
収入の低さから保育士を辞める方、転職をする方も多いです。
保育士で転職をする方の約4割が給料の低さが原因としています。
現在、保育士として活躍している方の半数以上が現在の給料・年収に不満を持っている事がアンケートの調査で分かっています。(平成23年度に行われた保育士の再就職支援に関する報告書(厚生労働省受託事業より)
保育士の平均的な給料は16万円~17万円だと言われています。
ここから保険などが引かれる事になるので手取りにすると13万円~15万円になるようです。
この保育士の給料は他の職種の給料と比較しても低いといっていいでしょう。
公立保育園ですと昇給や賞与を期待する事ができますが、私立の保育園や企業保育園になってしまうと昇給も賞与も期待することはできません。
給料が低いという事で生活苦に陥っている保育士も多く、生活費や食費だけで精一杯で自分の欲しいものやしたい事ができなくなり、これが不満を生んだり、ストレスに繋がったりもします。
転職をして待遇の改善や給料・年収アップを図る事ができればよいのですが、どこの保育園も似たり寄ったりなので保育士から別な職種へ転職をしてしまう保育士の方もいます。
こういった理由で保育士の数も年々減少しており、保育士不足が社会問題にまでなっています。
仕事の忙しさと給料が見合っていない
その上、保育士のお仕事はハードでもあります。
一日中子供と接する事になるので体力も使いますし、子供の安全を考えたり、人間関係にも気を遣わないといけないので精神的にも大きな負担がかかるお仕事になります。
また、事務系の仕事は子供の面倒を見ている時はできないので、園児達が帰宅してから行う事になり、残業も多くなってしまいます。
職場でできなかった場合は家に持ち帰って仕事をする保育士もいると聞きます。
残業代がでるのかというとそうでもなく残業代なしの保育園はも多いと聞きます。
このように仕事の忙しさと給料が見合っていないという事も保育士の大きな問題点になります。
保育士不足が社会問題になっている現在、国は保育士の給料アップを実施しようとしている所です。
今後も保育士に関する様々な事が改善されていくと予想されているので待遇面に関しては今よりも良い環境になる事を期待する事ができます。