主任保育士の求人を探したい場合
保育士のキャリアパスとして、半数以上の保育士が「役職に就きたい」と考えているそうです。
「将来的に園長になりたい」「独立して自分の保育園を持ちたい」という保育士が多いですが、その前段階に主任保育士がありますね。
主任保育士として経験を積んだ後、機会があれば園長のポストを考える、というのが目的意識の高い保育士さんではないでしょうか。
そんな主任保育士ですが、特定のクラスに関わる仕事ではなく、保育園全体を支える役割を担いますね。
保育計画の立案や園長のサポート、他の保育士への指導・相談、保護者対応、園児全体の把握などが業務内容となります。幅広い視野と柔軟な対応力が必要です。
ポジションとしては、一般企業における中間管理職に近いでしょうか。
中間管理職の悩みとして、部下と上司の板挟みがありますが、主任保育士も同様の悩みを抱えるケースが多いようです。
たとえば、ベテラン保育士や、自分より年上の保育士が多い場合、なかなか言いたいことが言えないようです。指導が遠慮がちになった結果、園長や副園長から注意を受けて日々悩み、ストレスを抱える主任保育士もいますね。
逆に新人保育士が多く、慕われ過ぎている場合も注意が必要です。自分の新人時代を思い出して気持ちが分かる…しかし立場が変われば見える物も変わりますし、新人保育士の要望に100%応えることは出来ないでしょう。
その結果、板挟みになって悩むことがあるんですよね。
対処法はケースバイケースですが、共通して言えるのは、悩みがなければ主任保育士として成長できないということです。
私も中間管理職として働いていましたが、日々悩みが深かったんですよね。「どうすれば心地良く社員に働いてもらえるか?」をずっと考えていましたが、居心地が良すぎる職場は、逆に緊張感が薄れます。大切なのはバランスではないでしょうか。
まあバランスを取るのが難しいのですが・・・。
企業は売上を上げる必要がありますし、それは保育園、保育施設も同じでしょう。保護者に選ばれる保育園でなければ、運営を持続できませんからね。
そのような運営者目線が主任保育士には必要ですが、周囲の保育士は自分の仕事に精一杯です。主任保育士はどちらの立場も理解できる分、仕事の悩みが深いのかもしれません。
しかし乗り越えることで成長できますし、その経験が副園長・園長へと繋がっていくのではないでしょうか。
そのようにやり甲斐ある主任保育士の仕事ですが、実際に仕事を探すには保育士求人サイトを積極的に利用して下さい。
通常の保育士求人よりも案件数は少なくなりますので、保育士専門の求人サイト・人材紹介サービスを活用する方が見つけやすいですよ。
登録者限定の非公開求人の中に、好条件の主任保育士募集が含まれている可能性もありますしね。