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保育士給料の2%引き上げ
保育士と他職種、給料・年収の差に関する情報です。
4月26日に安倍晋三首相が発表した『1億総活躍国民会議』の中で、2017年度から、保育士の給料を2%引き上げる方針を打ち出されました。
月額換算で約6,000円~1万円でしょうか。
しかし現場の保育士の声として、
「最低2~3万円アップしないと厳しい」
「月額5万円は増えてほしい」
という意見が多く見られます。
そもそも保育士給与の引き上げが打ち出された理由として、
「他職種よりも平均給与が低い」
という深刻な問題があるんですよね。
保育士の求人数は多いものの、大学や専門学校を卒業しても保育園に就職しない『潜在保育士』が増えています。
卒業までは保育士を目標にしていても、実習に行って現実を知り、仕事と給与が釣り合わないと感じれば、「保育士として働くのは、まだ先でもいいかな…」と考えるのは普通かもしれません。
もし給与が他の職種・職業よりも高かったり、最低でも同じ基準なら、潜在保育士の問題は解決される可能性が高いですね。
将来的な給料アップを期待しましょう
看護師や薬剤師もブランクが空くことがありますが、育児を経て復帰する際は、同じ職業を選ぶことが多いでしょう。それはパートやアルバイトでも時給が高く、短時間勤務でも家計のサポートが期待できるからです。
しかし保育士収入は現状、「まだまだ厳しい」と言わざるを得ません。
他職種との差は100万円以上と言われています。月々の給料の差にして、5万円~10万円は違うようです。
あくまでも平均年収・平均給与なので、保育士より収入が低い仕事もありますが、保育士の全国平均年収が214万円というデータを見ると、やはり全体的に収入が低いですね。
無資格で働ける職業ではないですし、保育のプロとして勉強を重ね、卒業までに資格取得して働くわけですから、せめて他職種と同じくらいはお金が欲しいですよね。
現状では飲食店のアルバイトと変わらない基準かもしれませんが、待機児童の問題がクローズアップされていますし、将来的に保育士の給与がさらに上がることも考えられます。
それが何年先かは分かりませんが、まずは2%アップの方針に期待しましょうね。
技術の高いベテラン保育士の給与に関しては、さらに手厚く(最高で月額4万円アップ)配分されますしね。
給与が低くても保育士求人を探す
私も色々な仕事に就いてきましたが、
「少しでもワクワクする仕事」
「成長を実感できる仕事」
を選ぶ方が、精神的に安定します。
潜在保育士に話を聞くと「子供と関わるのは好き」という感想を持っている方が多いです。
今は給与が低いかもしれませんが、生活に支障がなければ、求人を探してみてはどうでしょうか?
すでに保育士として働いている場合も、保育士求人サイトの非公開求人の中に、高給与の案件が含まれているかもしれません。
平均年収200万前後でも、あくまでも平均なので、年収300万以上の保育士求人が見つかる可能性もありますよ。
ぜひ転職求人サービスを利用してみて下さいね。
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