保育士試験の実技について
保育士になるためには、各種試験に合格する必要があります。
保育士の資格を取得する場合には、筆記試験と実務試験の両方があり筆記試験である8科目を全て合格後に実技試験が行われます。
筆記試験が合格しないと、実技試験は受けれません。
実技試験では、
1)音楽表現に関する技術(50点満点)
保育士として必要な歌や伴奏の技術、リズムなど総合的に豊かな表現が出来る事が問われる
ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかで演奏しますが、ピアノ以外の楽器は持参となります。
ポイントとして、伴奏を間違えても途中で止まらずに、歌い続ける事です。
2)造形表現に関する技術(50点満点)
保育士として必要な情景や、人物などの描写や色使いなどができるかを問われる
問題は試験当日に提示され、試験時間は45分となっています。
明るい色使いで、濃くはっきりと子供にわかりやすくすると良いと言われています。
3)言語表現に関する技術(50点満点)
3分間のお話しを3歳児クラスの子供にするという事を想定し、保育士として基本的な声の出し方や行現状の技術、幼児に対する話し方などが問われます。
課題の話の編集や展開など特に決まりはないのですが、3分間という時間制限があります。
これら3つの分野の中から、2つを受験申請時に選択し2科目とも6割以上の得点で合格となります。
また申請後の変更は認められませんので、確認をしっかりしておきましょう。
実技試験の課題は事前に決まっていますので、保育士試験受験の手引きに実施試験の問題が掲載されていますので、確認をしておきましょう。
筆記試験の結果が出た後に行われますが、実技試験は筆記試験に合格した県でしか受けれません。
保育士試験を自己流や独学などで実技を勉強するのはなかなか大変です。
そのため、保育士を目指す多くの方が学校や通信講座などで学んでいます。
通信講座などでは、筆記試験と実技試験の両方を受講することができます。
実技試験に自信がないという方でも、DVDや添削課題などにより合格に必要な技術を学ぶことができ、繰り返し練習をすることができます。
また通学講座の場合は、直接実技指導を受けられます。
スクーリングの日程などは、事前に確認しておくと良いと思います。
試験までに、合格に必要なノウハウを学び本番で発揮できるようにしておきましょう。