保護者対応(より良い関係を作るには)
保育士として働く際、保護者への対応が大切になりますね。
より良い関係を築くことが出来れば、充実感と共に働けると思います。逆に保護者との関係がギクシャクしていれば、日々悩みが尽きないのではないでしょうか。
近年、モンスターペアレンツという言葉が広がっていますが、非常識な要求をしてくる両親も確かにいます。
私の子供時代を思い出しても、「自分の子は特別だから」と思っている親がいましたね。いえ、多かれ少なかれ、どんな両親でも自分の子が一番でしょうし、その度合いが強いのがモンスターペアレンツかなと思います。
ごく一部と思います。
では、どうすればスムーズに保護者対応できるのでしょうか。
まずは挨拶、礼儀、言葉遣いに気を付けて下さい。表情や態度、言葉遣いで初対面の印象が決まりますし、「最初の印象を後から覆すのは難しい」とも言われています。
自然な笑顔で対応できれば保護者に好印象を与えられますし、丁寧な言葉遣いは保護者に安心感を与えます。『この保育士さんなら子供を預けても安心だな』と思ってもらえれば、保護者と良好な関係に繋がりますね。
それでもクレームを受ける機会がありますが、その際はまず、聞き役に回ることです。保育士と保護者の関係は、1対1の人間関係ですから、適切なコミュニケーションを意識しながら、相手の意見に耳を傾けて下さい。
その上で、保育園の方針に従って対処すると良いですね。
理不尽なクレームなのか、もしくは適切なご意見かを判断して対応すると良いでしょう。
また、報告の仕方にも注意して下さい。特に子供が問題を起こした日の報告ですね。連絡帳にストレートに記載すると、相手に誤解を与えることがあります。
メールやLINEが一般化していますが、文章は感情を込めにくいので、冷たく伝わることがあるんですよね。子供の良い部分を書いても、時に誤解して伝わることがありますし、問題行動を報告する際は特に、文章ではなく口頭で伝える方が良いです。
保育園ではありませんが、以前私が働いていた職場に穏やかな上司がいました。いつもニコニコと笑顔で、お客さんに対しても物腰がやわらかな方でしたが、メールでは全くの別人格でした。
社員全員に一斉メールが届くのですが、「○○くん、それでいいのか?」「○○さん、本当に大丈夫? 責任取れるの?」と言った内容で送られてきましたね。
社員やアルバイト、パート全員が見ているメールにもかかわらず、個人名を挙げて攻撃していたので不満が募り、次から次へと人が辞めていく職場でした。文章でしか強気になれないタイプかもしれませんが、全くの逆効果なんですよね。
話が脱線しましたが、そのくらい文章には気を付けなければならない、ということです。
今まで築いてきた良好な関係も、一瞬で崩れることになりかねませんので、言いづらいことほど口頭で伝えるようにして下さい。それが保護者対応でより良い関係を築くポイントではないでしょうか。
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